水曜日のダウンタウンに出演したT-Pablow。
ゴールデン、しかも、人気番組。司会はあのダウンタウン。
そんな番組にBAD HOPというヒップホップグループの1人『T-Pablow』が出るなんて、ヒップホップヘッズ(hiphop好きの総称)の誰が予想できたでしょうか。
T-Pablowとは?
T-Pablow(ティーパブロ、本名:岩瀬 達哉(いわせ たつや)、1995年11月3日 - )は神奈川県出身のラッパーである。BAD HOP、2WINのメンバー。大文字でT-PABLOWと表記されることもある。
これがウィキでの紹介文。
私が紹介するとしたら。
『川崎南部のヒップホップグループのメンバーの1人で、イケメンで元超不良。』
ちょっと音楽知ってる人なら
『ラッパーのジブラが始めてプロデュースしたいと思った逸材』
元超不良ってとても馬鹿っぽい書き方だけど、うまく言葉がみつからなかった。
あと、川崎ではなく、彼らは『川崎南部』と南部を強調している。これは彼らにとってとても大事なことだ。
川崎南部は治安が悪いらしい。そこでのパブロは
- 200人ぐらいいるギャンググループのリーダー格だった。
- 14才の時はタバコを常にカートンを脇に挟み持ち歩いていた
- そのギャンググループのメンバーを逮捕するにも人数が多すぎて、何人かが代表して少年院へ行った(BAD HOPメンバー含む)
- 逮捕前地元を警察のヘリが飛んでいた
- 中学校が彼らの為に教室を用意し、テレビやお菓子が並べられていた(外で悪さしないように)
などなど、え?日本の話だよね?というエピソード多数。
そんなパブロですが、高校生ラップ選手権というラップバトルの番組で優勝。
そこから音楽の道に進んで行くが、実は第1回優勝後、2,3回は出場せず、第4回で再度登場し、見事優勝。
「第1回で優勝した後、地元のトラブルが色々と大変で、ニューヨークや沖縄に行っていた。その後第4回で優勝したら周りがどんどん変わっていって音楽に打ち込めるようになった。1回優勝した後に『もう1回優勝すれば、周りの大人たちが助けてくれるようになる』と言われてたけど、本当だった」と後のインタビューで語っている。
その後、フリースタイルダンジョンで人気が加速。
BAD HOPとしても日本武道館のチケットが即日ソールドアウト。
アーティストでいうゲトーからの成り上がりだ。
川崎の不良がゴールデン番組に出ることができるなんて、ヒップホップドリーム以外の言葉が見当たらない。
今後もっと活躍の場が広がることは間違いないだろう。
p.s歌番組には出られないだろうなぁ。メンバーが顔にまでタトゥーを入れているから。日本ではまだまだタトゥーが受け入れられないからね。
BAD HOPのアルバムで今CDとして手に入るのはコレだけ。歴史的名盤です。
BAD HOPについてもっと詳しく知りたい人はこちら
ちなみにどれから聴いていいか、わからない人は間違いなくこのKawasaki Drift。
メンバー全員のマイクリレー。最新のヒップホップのトレンドを抑えてるのも良い。
あでゅ
『お前らが売れない理由を教えてやろうか?俺と同じ時代に生まれたからだよ』
『億の借金があるくらい貧乏だったけど、今やジム付のタワーマンション』
byT-Pablow(フリースタイルダンジョン内のバトルにて)