ラッパー、ハハノシキュウが教えてくれた。
ハハノシキュウのコラムはやっぱり面白い
ラッパーやDJが大切にしているものを、渋谷のハロウィンが大切にしていないからだ。
その大切にしているものってのは“リスペクト”の精神だ。
セーラームーンに対してのリスペクトを感じない。
渋谷に対してのリスペクトを感じない。
ゾンビに対してのリスペクトを感じない。
ハロウィンに対してのリスペクトを感じない。
この禅問答はまだまだ続く。
じゃあ、リスペクトってなんなのさ?
リスペクトってのは、このハロウィンに来ている人たちの目線から言い換えると“面倒くさい”に近い意味だと僕は思う。
ハハノシキュウ、オーケンとかに通じるものがあるな。
俺もハロウィンでうぇーいは好きになれない。でも、行ったら行ったで楽しめる自信がある。
10年前ぐらいにマキシマムザホルモンのライブにはまってた。
ホルモンのライブには、盛り上がると同時にリスペクトの精神がすごかった。それは亮君に対するリスペクトが大きかったと思う。
ハイスタのエアジャム2000を知らないけど、あの空間も同じだったんじゃないだろうか。映像からもハイスタ、ピザオブデスのカリスマ性が伝わってくる。
そりゃあバンドマン、ハロウィン嫌いだわ。
リスペクトがある大騒ぎやパーティーを知ってる人は皆、ハロウィンが嫌いだろ。
逆に言えば、ハロウィンが嫌い=リスペクトできる何かを持ってる、はまっている何かがある。
なのかも知れない。
俺も「ハロウィンは自分には関係ない」と平気で思える。
それは、やっぱり害悪なのか。
わからないけど、まぁ、いい。
俺は普通に眠れる。
渋谷という場所へのリスペクトを欠いた人たちが、渋谷をリスペクトしまくっている人たちを差し置いて怪獣のようにめちゃくちゃにした。おそらくそこに根本で和解出来ないものがある。
和解できないときは「リスペクトの有無」が原因ってこともあるのかもしれない、と考えるようになったよ。
ありがとう、ハハノシキュウ。
皆、聴け。
来年はハハノシキュウのコスプレをして渋谷に行ってやろうと思うんだ。
あでゅ